婦人科のご案内

予防から治療まで、包括的に女性の疾患に対応します

安心して治療の相談や選択ができるよう、地域のかかりつけ医としてお手伝いいたします。

女性ヘルスケア

月経移動

生理をずらす方法は、薬を服用することで生理を早める方法と遅れさせる方法があります。

生理を早めたい場合
生理がはじまったら5日目までに受診してください。
※4月の生理を早めるには、3月の生理が来たら5日目までに受診してください。
生理を遅らせたい場合
生理を避けたい日の5日目前までに受診してください。

避妊法・アフターピル

避妊方法は、低容量ピル(経口避妊薬)と避妊リングを取り扱っております。
アフターピル(緊急避妊)の処方も行っております。

低容量ピル
薬の成分を少なくすることで、中容量のピルより副作用を軽減したものです。
生理痛が軽くなる効果もあります。
避妊リング
避妊リングは、子宮の中に避妊効果のある小さな器具を入れる方法です。
1度の挿入で、5年間ほど効果が持続します。
当院では、ミレーナを取り扱っております。
アフターピル
性交渉後72時間以内に服用する必要があります。
当院では、レボノルゲストレルとプラノバールを取り扱っております。

性感染症

性器クラミジア感染症をはじめとした性感染症の検査・治療が可能です。
特に、性器クラミジア感染症や梅毒は、流産・早産・子宮外妊娠・新生児への感染などのリスクがあるため、妊婦検診でも検査を行っております。

診療対象
性器クラミジア感染症、淋菌感染症、尖圭コンジローマ、性器ヘルペス、HIV感染症、梅毒など
性感染症が気になる方へ
性的接触がある人なら、誰もがかかりうる病気です。無治療のまま放っておくと重症化したり、将来の妊娠や赤ちゃんに影響を与える可能性があります。ご自身やパートナーに気になる症状があれば、早く受診をしましょう。

月経困難症・月経不順・PMS・更年期障害

ホルモン補充療法や漢方薬などによる治療を行うことが可能です。
月経不順は、自分では月経と思っている出血に、子宮や卵巣の病気(がんを含む)による不正出血が紛れていることもあるため、安易に自己判断せず受診することをおすすめします。


婦人科疾患・婦人科手術

がん検診

当院で扱う主ながんは「子宮頸がん」「子宮体がん」「卵巣がん」の3種類です。いずれも自覚症状が出にくいために、検診がないとなかなか見つけることができません。早期発見・早期治療の効果が高いと言われており、定期的な検診がとても大切です。

子宮頸がん検診
一般的な検査項目は、問診・視診・内診・子宮頸部細胞診です。子宮頸部細胞診では、子宮頸部(子宮の入り口)の細胞をヘラやブラシで優しく擦り取ります。この検診では、あくまでも子宮頸部の細胞を調べるだけで、それより奥にある子宮体部や卵巣の病気は別の検査が必要になります。子宮頸がん検診の際には、子宮や卵巣を観察できる超音波検査を一緒に受けましょう。
1~2年に1度の検診をおすすめしております。
子宮体がん検診
子宮の奥の粘膜細胞を細い棒のような器具でこすって採取します。子宮の奥まで器具を入れる検査となるので、子宮頸がん検診のように気軽に行うものではなく、医師が必要と認めた方に行う検査となっています。
卵巣がん検診
卵巣がんは、子宮頸部・体部のように、外来で簡単に細胞診ができるわけではありません。問診・内診・超音波検査で卵巣がんの疑いがある場合は、適切な医療機関をご紹介いたします。

※乳がん検診は行っておりません。

良性疾患

子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣のう腫など、一部の良性疾患の診察・検査・治療が可能です。より詳しい検査や手術が必要な可能性がある場合は、適切な医療機関をご紹介いたします。子宮内膜症や子宮筋腫は、放置すれば不妊や流産などに影響を与える場合もあります。少しでも気になる点があれば、ぜひ当院へお越しください。

子宮内膜症
症状として重い生理痛がよく見られ、不妊の原因のひとつとも言われています。問診・内診・超音波検査などの検査を行い、診断に至ります。治療では、痛み止めや漢方薬などによる対症療法で痛みなどの症状を和らげたり、低用量ピルや黄体ホルモン剤などによるホルモン療法で症状と病気の改善を図る方法があります。
子宮筋腫
主な症状として月経量の増加と生理痛が見られ、筋腫が大きくなると、頻尿・尿が出ない・便秘・腰痛などの症状も現れます。内診・超音波検査などを行い、診断に至ります。妊娠の希望がない場合、当院では筋腫の成長を抑えながら症状を軽くするホルモン療法を行います。手術が必要になる場合もあります。
卵巣のう腫
のう腫が肥大化するにつれて、頻尿・便秘・腰痛・下腹部痛・下腹部膨満感などの症状が見られることもありますが、症状がないことも多い病気です。超音波検査や他科の検査で偶然発見されることもあります。妊娠の希望などやのう腫の大きさなどを鑑みて、当院ではホルモン療法や経過観察を行います。手術が必要になる場合もあります。

※悪性疾患(子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、外陰がんなど)が疑われる場合は、適切な医療機関をご紹介いたします。

流産・人工妊娠中絶

母体保護法指定医による手術・処方を行っております。ご予約が必要です。

流産手術
S隷:手動真空吸引法(MVA)で行います。1泊2日の入院となります。
Rーザ:手術は日帰りで、静脈麻酔下で行われます。その後、ベッドでお休みいただき、問題がなければご帰宅いただきます。
人工妊娠中絶手術
当院では、妊娠11週までの人工妊娠中絶を行っております。費用は週数や出産経験により異なります。
よくあるご質問もあわせてご覧ください。
人工妊娠中絶薬
当院では、メフィーゴ®パックを取り扱っております。妊娠●日までの方に処方しております。


ワクチン接種

ワクチン接種をご希望の場合は、ご予約をお願いいたします。在庫がない場合は取り寄せとります。
また、ワクチンの種類や接種される方によっては、静岡県や浜松市の助成が受けられるものもあります。お気軽にお問い合せください。

子宮頸がんワクチン

子宮頸がんは「予防接種」と「子宮頸がん検診」の2つで感染予防・早期発見をすることが大切です。
当院では、子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)のシールガード9を取り扱っております。接種回数は合計3回です。

公費接種について
・小学校6年~高校1年相当の女の子は、無料で接種可能です(定期接種)。
・接種機会を逃した方は、従来の定期接種の対象年齢を超えて、残りの接種が無料で受けられます(キャッチアップ接種)。
※詳しくは、こちらをご覧ください。

麻しん・風しん混合ワクチン、風しんワクチン

感染力が非常に強く、肺炎などの重篤な疾病を起こす麻しんや風しんを予防できるワクチンです。特に、風しんは妊娠初期に感染すると胎児に影響を与える可能性もあるため(先天性風しん症候群)、妊娠をご希望の方は接種を積極的に検討されることをおすすめします。
※麻しんだけのワクチンは取り扱っておりません。

ワクチン接種の前に
まずは抗体検査を受けて抗体価を確認し、抗体価が低い場合には接種を検討しましょう。浜松市にお住まいで妊娠を希望する女性は、事前申請により無料で検査を受けられます。
※詳しくは、こちらをご覧ください。

RSワクチン

妊婦中に接種することにより、新生児から乳児のRSウイルスを原因とする下気道疾患(気管支炎・肺炎)への予防効果が得られるワクチンです。
当院では、妊娠24週~36週?のお母さんを対象に「アブリスボ®筋注用」の接種を行っております。
(KAば:28週~32週までの接種を推奨/接種費用:¥33,000、S隷:24~36週)

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹は70代で発症する方が最も多く、痛みを伴う水疱が皮膚に出現する病気です。皮膚の症状が治った後も、神経痛で日常生活に支障をきたすことがあります(帯状疱疹後神経痛)。ワクチンにより、帯状疱疹やその合併症を予防できます。

帯状疱疹ワクチンの種類について
生ワクチンと組換えワクチンの2種類があり、いずれか1種類を接種します。それぞれ費用・接種回数・接種方法・接種スケジュール・接種条件・効果とその持続期間・副反応などの特徴が異なります。どちらの接種をするかお悩みの方は、ご相談ください。
助成について
50歳以上の方は、年齢やその他の条件によって助成が受けられます。
※詳しくは、以下をご覧ください。
令和7年度帯状疱疹定期予防接種(浜松市)
帯状疱疹任意予防接種の一部助成(浜松市)

その他のワクチン

当院では、以下のワクチンも取り扱っております。
インフルエンザワクチン
HB(B型肝炎)ワクチン?
水痘(水ぼうそう)ワクチン?
ムンプス(おたふくかぜ)ワクチン?
肺炎球菌ワクチン(成人用)?

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053-440-4188

定休日:木曜PM・土曜PM・日曜・祝日
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